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ゆるゆると。

悪しき風習


今朝、郵便局に用事があったので行ってきました。


若めの女性に対応していただいたのですが、窓口のレジに

「担当は○○ ××(窓口の女性のフルネーム)です」

の文字が。


え、これ必要ですか?


個人情報を全力で晒していくこのスタイル、不思議で仕方がありません。


特に女性はフルネームを出すことに抵抗がある方も多いのではないでしょうか。


もちろん担当者の名前を出すことで、"私が責任を持って最後まで業務に取り組みます"という意思表示にはなるのかもしれませんが、だとしても名字だけで良いのではないかと思ってしまいます。


飲食店では店員の名札やレシートからSNSのアカウントが特定されて、つきまとわれたりする事例が少なからずあるようです。


東京のITコンサルタント会社が3年前に都内で行った調査によると、店員の名札からSNSアカウントを特定した経験がある人が37%に上ったといいます。


これ怖いのが、

"検索した経験がある人"

ではなくて、

"特定した経験がある人"

なんですよね。



3人に1人以上の割合で特定されてしまうってかなり怖いことですよね。
検索しただけで言えば半数近くいるのではないでしょうか。


かくいう僕も、学校で気になっていた女の子の名前をネットやSNSで検索したことがありますし、心当たりある方もそれなりにいるのではないでしょうか。


SNSで炎上した際のコメント欄を見れば一目瞭然ですが、詳しい人の手にかかれば、住所や電話番号まで、あっという間に個人情報が丸裸にされてしまう世の中です。


それでもフルネームを出すことを義務付けることに何の意味があるのでしょうか。



"昔からそうだから"

"今更変えられない"


どうせめんどくさいだけでしょう。
無駄なことはどんどん省いていけば簡略化すればいいのになあといつも思います。


えー、偉そうに言いましたが僕自身私生活の無駄なことを一切省けておりません(笑)


それとこれとは別ということでお話を続けます...笑



気になって少し調べてみましたが、薬剤師はフルネームの明記が義務とのことです。


というのも処方箋による調剤は、薬を飲んだ人に重大な副作用が生じることがあるため、誰が最後に責任をもつのかという部分で、最終的に調剤した薬剤師のフルネームを明記する義務があるそうです。


薬の副作用によって健康を害した場合、医師や処方箋を出した薬剤師に刑事責任を問うこともあると書かれていました。


確かに名前書かなくて良かったら、毒を入れて死なせてしまっても、誰の仕業か分からなくなってしまいますもんね。


ちゃんと厚生労働省のページで確認するあたり、大学のレポートよりも真面目に書いてるかもしれません。
こんなブログを書いたところで単位も貰えなければ、1円にもならないのに(笑)



僕の名前は"平凡・オブ・平凡"なので、フルネームがバレたところで同姓同名がごまんと出てきます。
珍しくない名前なら名前に対しての危機意識は低いかもしれませんが、ある程度稀な名字や名前になってくると、それだけですごくリスクの高いものになってしまいます。


居酒屋とか飲食店とか、ある程度のフランクさが許容されるところでは、まったくの偽名でも問題ないのではと思っています。


田中さんが清水って名札をつけてても別に良いのでは?
むしろプライバシー的にはプラスでは?

とすら思ってしまいます。



ビール瓶のラベルを上に向けてお酌をしろとか、昔からの不思議な風習って色々ありますけど、訳が分かりません。



働く上でや人付き合いをしていく上での余計なストレスがなるべく減れば良いよなあと思う今日この頃でした。