RESTART

ゆるゆると。

戻れるものなら


家から歩いてすぐのコンビニの店員さんが可愛い。
レーニング中と名札に書かれている。
新人さんらしい。


コンビニの店員さんが可愛い。
それだけで通う理由を作ってしまいたくなる。
1日頑張れそうな気がしてくる。


なんて単純なんだろう。
男はみんな、中学生くらいからずっと変わらないアホさがある。


たまにはです・ます調ではなくてだ・である調で
書いてみたけどなんとなくキザな感じがして恥ずかしい。



ここから本題なので、です・ます調で書きます。



東京に出てきて5年目になります。



19歳の頃、進学を目的として上京をしてきたのですが、
正直大学なんて行かなくても良かったなあと思うことが多々あります。



「大学で何勉強したの?」

と聞かれる度思うのですが、
"正直何も覚えてない"んですよね。



あ、言っておきますが、記憶喪失ではないです。笑



4年間も学校へ通っていたのに、
何も印象に残っていないんです。



あんなに真面目に通ったのに。



思えば、


なんとなく大学に行きたい

とりあえず大学は出といた方がいいのかな

親がダメって言うから反抗したかった


こんな気持ちで進学をしたことが
間違いだったなあと思っています。



友達もできたし、今も仲良しな人がたくさんいるので、
それ自体は嬉しいことだと思っていますが。



うちは母子家庭で大学に行けるほど裕福ではなくて、


・仕送りを一切もらわないこと
・親に迷惑をかけないこと


を条件にして勝手に家を飛び出してきたので、
昼間は週5で働きながら、夜は大学で授業を受けていました。



生活費は全部自分で稼ぎながら、
学費だけ奨学金で賄い、
親に頼らず4年間やり抜きました。



偉いねと良く言われますが、
今思えば単純に馬鹿だなあと思います。



そこまでして大学に行く必要があったのか、
そもそも何のために大学に行くのか、
目的意識が皆無でした。



結局のところ今いる会社は
高卒新卒から採用してる会社だし、
大学に行った意味ないよなあとか
思ってしまう日もあります。



大学へ進学した際の機会費用
大きさに打ちひしがれています。



先日、19歳の後輩と電話をしてる中で、
19歳に戻りたいなって話をしたのですが、
戻れるものなら本当に戻りたいです。



東京に出てきたあの頃に戻れるなら、
お金を払ってでもやり直したいと強く思います。



そのくらい時間はみんなに平等で、
価値のあるものなんだなあと感じます。
感じるだけでなかなか日頃から意識して
行動するのは難しいんですけどね。



ただ一つ言えることとしては、
東京に出てきたことは間違いじゃなかったということです。



大学への進学は正直ミステイクだった気もしていますが、
東京に出てこないと分からなかったことは多くありました。



地元長野で高卒で就職していたら、
良くも悪くも変わらないままだったのかなあと思います。



自分で考えることもないまま淡々と仕事をして、
最低限の収入があればいいやって思いながら
言われたことしかやってないような気がします。



リスクがなく安定した生き延び方ではあるのですが、
楽しいかと言われたらきっと楽しくないでしょう。



東京に来てからというもの、
苦労やリスクばっかりです。



実家暮らしでろくにバイトもしてない友達の方が
好きにお金を使えてて、本当に悔しかったです。



毎日毎日働いてるのに、
固定費でお金が消えていって、
手元に残るお金なんて雀の涙ほどしかない。



オレのが頑張ってるじゃん、なんでだよ

って思ってましたが、

自分でこの生き方選んだんだろ、文句言ってんじゃねえ

って何とか自分に喝を入れてましたね。



朝起きたら水道とガスが止まってて、
真冬にコンビニの2リットルの水で頭洗ったこともあります。



派遣のバイトに行く片道の交通費しかなくて、
夜勤明けに死にそうになりながら
20kmを歩いて帰ってきたこともあります。



派遣のバイト終わった足で違う派遣に行き、
さらにそのまま寝ないで次の派遣に行って、
ボロボロになって帰ってくるという生活もしていました。



お金がなさすぎて1日100円のパンを
1つしか食べられない時期もありました。



借金もしました。



怪しいマルチ商法の世界に飛び込んで、
友達勧誘しまくって、
本気でこの世界で生きていくんだ!!
って思ってた時期もありました。



なので大学時代の友達の中には、
僕のことをめちゃくちゃ嫌ってる人も少なくないです。



たくさんたくさん苦労をしました。



遠回りだったかもしれません。



とても綺麗とは言えない人生です。



思い返すと涙が出ます。



でも、きっと必要な経験だったんでしょう。



24歳にしてようやく、


この会社のために頑張りたい、
この人たちと一緒に頑張りたい


という会社に出会えて、


もっと人生を豊かにしたい


と本気で思えています。



ここから人生やり直すぞって
意味を込めて付けたブログのタイトル、


「RESTART」


もう一度、ここから走っていきます。